ブログで利益を得ることにおいて「キーワード選び」は非常に重要です。
特に個人ブログの場合、企業サイトが連なる競争の激しいキーワードで記事を書いても99%上位表示はできません。
そのため、個人ブロガーが安定して利益を得るのに必要なことの8割はキーワード選びと言っても過言ではありません。
そこでこの記事では、サイト設計時のキーワード選定の詳しいやり方やライバルと差をつけるキーワードの探し方について解説していきます。
初心者向けにキーワードの種類についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
まず知っておきたいキーワードの種類
キーワードには以下のような種類があり、それぞれ役割が異なります。
この違いを理解しておくだけで、ツールの使い方も記事の設計も精度がぐっと上がります。
サジェストキーワード
サジェストキーワードとは、Googleの検索窓にキーワードを入力したときに自動で表示される候補のことです。
Googleが実際の検索データをもとに生成しているため、「今まさに多くの人が検索している言葉」を反映しています。
たとえば、「ダイエット」と入力すると「ダイエット 食事」「ダイエット サプリ」などが候補として出てきます。

記事のキーワードを探す際の起点として、最もよく使われるキーワードの種類です。
再検索キーワード
再検索キーワードとは、ユーザーが検索エンジンで何か検索したあとに再度調べ直すために検索するために使う言葉のことです。
Googleの検索結果ページ下部に表示される「他のキーワード」がこれにあたります。

再検索キーワードでは、ユーザーが最初の検索で満足できなかった、あるいはさらに深く知りたいと感じたことを示しているため、ユーザーがより潜在的に知りたい情報として記事に盛り込むべき手がかりとなります。
共起語
共起語とは、特定のキーワードと一緒に使われることが多い言葉のことです。
たとえば、「プロテイン」というキーワードに対して「タンパク質」「筋肉」「摂取量」「飲むタイミング」などがよく一緒に使われる言葉にあたります。
共起語を記事内に自然に盛り込むことで、Googleに「このキーワードについて深く書かれている記事だ」と判断されやすくなり、検索評価が上がりやすくなります。
共起語はラッコキーワードで調べられます。
ブログのサイト設計とキーワード選定の流れ
キーワード選定は、個別の記事単位ではなくサイト全体の設計から始めることが重要です。
ビッグキーワードでサイトの軸を決め、ミドルキーワードでカテゴリーを設計し、ロングテールキーワードで記事を埋めていく、この順番で進めることで、テーマに一貫性のあるサイトが作れます。

ビッグキーワードでサイトの軸を決める
ビッグキーワードとは、月間検索ボリュームが1万以上ある、そのジャンルを代表する1〜2語のキーワードのことです。
このキーワードは単一の記事で直接上位を狙うのではなく、サイト全体でキーワードのジャンルを網羅してトップページで狙っていくイメージです。
たとえば、「副業」「ダイエット」「英語学習」のようなイメージです。
ちなみに、当ブログは「副業 おすすめ」をサイト全体で狙っていく設計になっています。
まだまだ全然ですけどね…。
ビッグキーワードが決まると、サイト全体のカテゴリー設計やコンテンツの方向性が定まります。
まずここを決めずに記事を書き始めると、テーマがバラバラなサイトになってしまうので、最初に時間をかけて決めておくことが大切です。
ミドルキーワードでカテゴリーを設計する
ミドルキーワードとは、月間検索ボリュームが1,000〜9,999程度の、ビッグキーワードをより具体化した2〜3語のキーワードのことです。
サイトのカテゴリー単位で狙うキーワードとして機能し、そのカテゴリーの「まとめ記事(ピラーページ)」で対応します。
たとえば、ビッグキーワードが「副業」なら、「副業 在宅」「副業 会社員」「副業 確定申告」などがミドルキーワードにあたります。
ミドルキーワードは、ドメインがある程度育った段階で上位を狙いにいくキーワードです。
最初から上位表示を狙うというより、カテゴリーの骨格を設計するために使うと考えておくとよいでしょう。
ロングテールキーワードで子記事を埋める
ロングテールキーワードとは、月間検索ボリュームが100〜999程度の、3語以上で構成された具体的なキーワードのことです。
各カテゴリー内の個別記事で狙うキーワードであり、ブログを始めたばかりの段階でまず集中して書くべき対象です。
検索ボリュームは少ないものの、競合サイトが少なく上位表示を取りやすいため、着実に記事を積み上げていくことができます。
また、悩みが具体的なキーワードほど読者の解決意欲が高く、アフィリエイトなどの収益にもつながりやすい傾向があります。
ロングテールキーワードの記事が増えることで、カテゴリー全体の専門性が高まり、ミドルキーワードの順位も上がりやすくなります。

ライバルと差をつけるブログキーワードの探し方
サイト設計の流れでキーワードを決める際、ビッグキーワードとミドルキーワードは競合サイトとある程度被る形になっても仕方がありません。
というのも、あるジャンルで特化サイトを作るとなると、ビッグキーワードで上位表示されるために必要なミドルキーワードはある程度決まってくるからです。
たとえば、「ブログ運営」なら「ワードプレス」「アフィリエイト」「SEO」といった情報が最低でも必要になるだろうと予想できますよね。
問題はロングテールキーワードです。
ここでいかにライバルたちと被らないキーワードを見つけられるかがポイントになります。
ここでは、ロングテールキーワードに焦点を当てて、ライバルと被りにくいキーワードの探し方を解説します。
LPから逆引きで探す
商標系キーワード(商品名・サービス名)を狙う場合に特に有効な方法です。
対象の商品やサービスのランディングページ(LP)を読み込み、訴求文言や特徴として書かれている言葉を拾い出します。
商品の購入や資料請求などユーザーに特定の行動を起こさせるために特化したwebページのこと。
通常、縦長の1ページで構成されます。
LPはキーワードの宝庫です。
というのも、LPはいかにユーザーの離脱を防ぎ購買意欲を高めるかを凄腕のコピーライターやwebマーケターたちが、日々テストして修正を繰り返している代物だからです。
つまり、LPに含まれる文言は彼らの努力の結晶なのです。
そんなLP(努力の結晶)を利用しない手はありません。
たとえば、「〇〇プロテイン」のLPに「タンパク質 吸収 速い」「トレーニング後 30分以内」などの表現があれば、商標名+見つけたキーワードをそのまま検索してみます。
検索結果に企業サイトなどが見当たらなければ、そのキーワードで記事を書くことで上位表示できる可能性は高まります。
知恵袋・SNSからユーザーの生の悩みを拾う
Yahoo!知恵袋やX(旧Twitter)、Redditなどには、ユーザーが自分の言葉で書いた悩みや質問が大量に集まっています。
ツールで出てくるキーワードは検索データをもとにしたものですが、知恵袋やSNSには「まだ検索されていないが、確実に悩んでいる人がいる」言葉が眠っていることがあります。
たとえば、「副業を始めたいけど何から手をつければいいか分からない」という投稿があれば、「副業 何から始める 初心者」というキーワードの需要があると読み取れます。
もちろん、キーワードボリュームがある程度ある前提ですが、こうした言葉は競合サイトがまだ記事化していないことも多く、早めに取り込むことで優位に立てる場合があります。
競合サイトの記事構成から逆算する
上位表示されている競合サイトのカテゴリー構成や記事の見出しを確認することで、そのジャンルで検索されているキーワードの全体像を把握できます。
特に、競合サイトに記事はあるが内容が薄い、あるいは情報が古いトピックは、丁寧に書き直すだけで上位を取りやすくなります。
競合サイトを参考にする際は「同じ記事を書く」ためではなく、「カバーされていない切り口を見つける」ために使うことが大切です。
ブログキーワードを選ぶときの判断基準
キーワードを見つけた後、「このキーワードで記事を書くべきか」を判断する基準を持っておくことが大切です。
以下の3つの観点で確認することで、書いても報われないキーワードに時間を使わずに済みます。
- 競合の強さを3つの軸でチェックする
- 検索意図と記事内容が合っているか確認する
- 悩みが具体的なキーワードほど収益に近い
競合の強さを3つの軸でチェックする
検索ボリュームだけを見てキーワードを選ぶと、上位が取れないまま記事だけが増えていくことになります。
必ず競合の強さをセットで確認してください。

- ドメインの強さ:上位5記事に大手企業や有名メディアが3つ以上入っている場合、個人ブログが太刀打ちするのは難しいです。個人サイトや中小規模のサイトが上位に混じっているキーワードを優先しましょう。
- コンテンツの鮮度:上位記事の公開日・更新日を確認します。3〜5年以上更新されていない記事が多ければ、しっかり書いた新しい記事で順位を上回れる可能性があります。
- 充足度:上位記事を一通り読んで「自分ならこの情報も加えられる」と感じられるかどうかが重要です。読んで完全に満足してしまうなら、そのキーワードでの差別化は難しいです。
検索意図と記事内容が合っているか確認する
どれだけ丁寧に書いた記事でも、キーワードの検索意図とズレていれば上位には上がりません。
そのキーワードで検索した人が「何を知りたいのか」を確認してから記事を書き始めることが大切です。
確認方法はシンプルで、実際にそのキーワードで検索して上位5記事のタイトルと見出しを確認するだけです。
情報収集なのか、比較検討なのか、具体的な方法を知りたいのか、おおよその傾向がつかめます。
悩みが具体的なキーワードほど収益に近い
アフィリエイト収益を目的にしている場合、キーワードの「悩みの具体度」を意識することで収益につながりやすくなります。
悩みが漠然としているキーワードで検索している人はまだ情報収集の段階にいることが多く、具体的なキーワードで検索している人は解決策や商品を探している段階にいることが多いです。
たとえば、「英語学習」と検索している人と「英語学習 アプリ 社会人 初心者 おすすめ」と検索している人では、後者のほうが商品やサービスの購入に近い位置にいます。

ネガティブワード(〜できない、〜失敗、〜原因)やシチュエーションワード(〜初心者、〜社会人、〜40代)を組み合わせたキーワードは、悩みが具体的で競合も少ない傾向があるので、積極的に狙ってみてください。
キーワード探しに使える無料ツール4選
ツールは目的に合わせて使い分けることが大切です。
最初は以下の4つを押さえておけば十分です。
| ツール名 | 主な用途 | 使い方のポイント |
|---|---|---|
| ラッコキーワード | サジェストキーワードの一括収集 | 親キーワードを入れるだけで大量の候補が取得できる。キーワード探しの起点として使う。 |
| Googleキーワードプランナー | 月間検索ボリュームの確認 | Google広告のアカウントが必要。無料で使えるが、ボリュームはある程度の幅で表示される。 |
| Googleサーチコンソール | 既存記事のキーワード改善 | すでに検索結果に表示されているキーワードを確認できる。順位が11〜20位のキーワードは記事を修正するだけで1ページ目に上がる可能性がある。 |
| ChatGPT・AI | キーワード発想の壁打ち | 「〇〇で悩んでいる人が検索しそうなキーワードを50個出して」と聞くと、ツールでは出てこないニッチな切り口が見つかることがある。 |
ブログキーワード探しでやりがちな3つの失敗
キーワード探しの正しい方法を知っていても、陥りやすいパターンがありますのでご紹介します。
事前に把握しておくだけで、同じ失敗を避けられます。
検索ボリュームだけ見て競合の強さを無視する
ボリュームが大きいキーワードを選んだはいいものの、上位が大手メディアばかりで「半年経っても圏外のまま」というのはよくある話です。
検索ボリュームと競合の強さは必ずセットで確認する習慣をつけてください。
ドメインが弱い時期は、ボリュームが小さくても競合の弱いキーワードで実績を積むほうが、長期的に見て確実に伸びます。
書きたいテーマにキーワードを無理やり当てはめる
「このテーマで書きたい」という気持ちは自然ですが、実際に検索されていなければ記事を書いても誰にも届きません。
キーワード探しは「需要の確認」です。
書きたいテーマがあるなら、まずそのテーマに関連するキーワードが実際に検索されているかどうかを確認してから記事を書き始めましょう。
「書きたいこと」と「読者が知りたいこと」は一致しないことが多いので、常に読者目線でキーワードを選ぶことが大切です。
1記事に複数のキーワードを詰め込もうとする
関連するキーワードをまとめて1記事でカバーしようとすると、記事の方向性がぼやけてどのキーワードでも評価されない結果になります。
基本は1記事1キーワードです。
カバーしたいキーワードが複数あるなら、それぞれ独立した記事として書き、内部リンクでつなぐほうが結果として上位を取りやすくなります。
まとめ
キーワードの種類の理解から、サイト設計を軸にした選定の流れ、競合との差別化につながる探し方まで解説しました。
最後に要点を整理します。
- キーワード選定はビッグ→ミドル→ロングテールの順でサイト全体を設計してから進める。
- LPの逆引き・知恵袋やSNS・競合サイトの記事構成から、ツールでは見つからないキーワードを拾える。
- キーワードを選ぶ際は検索ボリュームだけでなく、競合の強さと検索意図を必ずセットで確認する。
- 悩みが具体的なキーワードほど収益に近い。ネガティブワードやシチュエーションワードを活用する。
- 1記事1キーワードの原則を守り、関連記事は内部リンクでつなぐ。
キーワード選定はブログの土台になる作業です。
最初は時間がかかっても、この流れを習慣にしておくと、記事を書くたびに判断が速くなっていきます。



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